ASAKARA

〜人生は、朝の習慣で変わる〜

ビジネスマン向けの仕事に役立つ必読書10冊ランキング(著名人の推薦コメント付き)

今回は、PRESIDENT (プレジデント) 2018年10/15号(「ビジネス本」総選挙)の読者1万人、経営者、識者が本音で選んだビジネス書の総選挙結果を紹介したいと思います。

「本のランキングはたくさんあるけど、ビジネス書のランキングがわからない」
「成功している経営者は、どんな時に、どのような本を読んでいたのかを知りたい」
「読書は何が良いの?これから新しいビジネスを始めたいけど、何から読めば良いの?」

という方々のニーズに応じた解説を著名人の推薦コメント付きで紹介。

1位『道をひらく』

経営者としての責任を見つめ直す一冊

道をひらく by 松下幸之助

  • この本は、すぐに役に立つビジネススキルや知識を覚えるための本ではありません。
  • 人生の中で誰もが迎える試練やトラブルでの気持ちの持ち方や不変の価値観を教えてくれる本です。
  • 松本晃(RIZAPグループ最高執行責任者(COO))の推薦コメント:”この本は、社長修行期間に読んだ本のひとつです。ページをめくって読み進めると経営者のあるべき姿、人としてあるべき姿を教えていただいていると感じました。経営というものに真剣に打ち込んでいる方の最終的な着地点はこうした普遍的な真理になるのだと。”
  • 小宮一慶(小宮コンサルタンツ 会長 CEO)の推薦コメント:”経営コンサルタントとして多くの企業を見ていると、成功する人には3つの共通項があることに気づきます。それは「前向きである」「利他心がある」「素直に自分をきちんと反省する」。ごく当たり前なことに感じますが、これができない人が多いのです。でも、『道をひらく』を読むことで、そのエッセンスを身につけることができます。”
  • 現場で働くビジネスパーソンに読んで欲しい篇:「勤勉の徳」です。”勤勉は喜びを生み、信用を生み、そして富を生む。人間のいわば一つの大事な徳である。徳であるかぎり、これを積むには不断の努力がいる。”

2位『君たちはどう生きるか

人として大切なことが自然にわかる構成の一冊

君たちはどう生きるか by 吉野源三郎

  • この本は、子どもに向けた哲学書・道徳書でマンガ化された本です。
  • 「歴史」と「哲学」から生きる指針を再発見できる良書です。
  • 池上彰(ジャーナリスト)の推薦コメント:この本には、人として本当に大切なこととは何か、自分はどう生きればいいのか。楽しく読み進めながら自然と自分で考えられるよう、いくつもの仕掛けが秀逸にちりばめられています。
  • ”英雄とか偉人といわれている人々の中で、本当に尊敬ができるのは、人類の進歩に役立った人だけだ。”

3位『生き方』

迷いが晴れる!仕事に悩んだときの道しるべになる一冊

生き方―人間として一番大切なこと by 稲盛和夫

  • この本は、これから社会へ出てゆく若い人たちに読んでほしい本です。
  • 一度読んで手元に置いておけば、後々立ち返ることができます。この本が人生の節々で、どう生きるかという「哲学」になります。
  • 山口悟郎(京セラ会長)の推薦コメント:稲盛が書いているのは、真面目に打ち込むことが一番大切だ、ということです。「自分は間違っていなかったんだ」と考えて原点に立ち返ることができます。
  • 稲盛は本の中で、感謝の心を忘れてはいけないということも説いています。人生には悪いことも良いこともありますが、困難に直面した際にも生かされていることに感謝し、良いことがあった際にはそれを当たり前だと思うのではなく素直に喜んで感謝する成長できる機会にも、幸運に恵まれたときにも、常に感謝の気持ちを忘れないということです。それが、謙虚にコツコツ努めることとも繋がってくるのではないでしょうか。

4位『坂の上の雲

「全員経営」のお手本となる一冊

坂の上の雲 by 司馬遼太郎

  • この本は、未知の時代や場所へ誘ってくれ、どんな人が、いかなる考えで行動したのかを教えてくれる本です。
  • 竹増貞信(ローソン代表取締役社長)の推薦コメント:”経営トップや管理職だけでなく、現場の一人ひとりが「お客さまが望んでいることは何か」という当事者意識を持たずして、会社の存続はありえません。もちろん、持ち場によって役割は変わってきますが、そのなかで各自が長所を思う存分に発揮して欲しいのです。そうすることではじめて輝いている社員が増えていき、会社の存続に向けた基盤も強化されていくのです。”
  • 登場人物が持つ当事者意識に魅了され、明治期の殖産興業と同じように「eコマース」や「AI(人工知能)」といった新しい技術の導入も積極的に行い、新境地を切り拓いていかねばなりません。

5位『嫌われる勇気』

経営者としての考え方を変え、人生を支えてくれる一冊

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え by 岸見一郎,古賀史健

  • この本は、何のために働くのか、幸せとは何かを考えさせてくれる本です。
  • アドラーは、「自由を獲得したいなら、他人の意見に左右されてはならない。たとえ他人に嫌われようとも、勇気を持って自分の生き方や信念を貫け」ということを述べています。
  • 出雲充(ユーグレナ代表取締役社長CEO)の推薦コメント:”同書から学んだ心の拠りどころにしているフレーズがあります。それは「人間の幸福は共同体への貢献にある」ということ。「何のために働くのか」「幸せとは何か」と思い悩む日々が続いたとき、アドラーの言葉が心に救いの光を差し込んでくれたのです。「嫌われる勇気」は、13年に刊行されたばかりの本ですが、『新たな古典』と見なしても差し支えないでしょう。”

6位『ビジョナリーカンパニー』

企業の「成功条件」がすべて書いてある一冊

ビジョナリーカンパニー by ジム・コリンズ、ジェリー・ポラス

  • この本は、経営理念づくりの参考になる本です。
  • 同書から導き出された重要な法則の一つが「企業の経営理念は理論や外部環境に左右されないもので、ビジョンは経営環境に応じて変化させ、発展させるもの」。
  • 北尾吉孝SBIホールディングス代表取締役社長)の推薦コメント:”ビジネスに成功しない人は往々にして「知識がない」「勇気がない」「徳がない」という「三無」であり、「本を読まない人=三無」です。ビジネスには「先を見通す力」が不可欠です。それを磨くにはまず本をよく読み、知識を身につけなければなりません。ただし、知識があるだけでは足りず、「知行合一」的にそれを実行に移す勇気も必要です。さらに、経営者には他人を引きつける”徳”が求められます。徳がない人には、支援してくれる人材も資金も集まりません。三無を解消するには、「古今東西の古典を読むこと」が最適といっていいでしょう。ハウツー本にばかり頼るのは感心しません。古典には、歴史のふるいにかけられた先人たちの知恵が詰まっています。先見性を養うための知識が得られるだけでなく、実行力や人徳を高めるのにも役立ちます。本書は、世界中の経営者から支持されてきたロングセラーで、「実践経営学の古典」ともいうべき名著です。ぜひ、一読してみてください。”

7位『一勝九敗』

大企業病」と闘う実践書の一冊

一勝九敗 by 柳井 正

  • この本は、経営者の修羅場を疑似体験できる本です。
  • たとえば「成功」に対する戒めの言葉で、「成功するということは、保守的になるということだ。今のままでいいと思うようになってしまう。成功したと思うこと、それがすなわちマンネリと保守化、形式化、慢心を生む源だ」があります。多くのビジネスパーソンにとって耳の痛い内容。しかし、リスクを一身に背負いながら経営の最前線に立つ実践者の言葉には納得してしまいます。
  • 樋口泰行パナソニック代表取締役専務執行役員の推薦コメント:”「商売は失敗がつきものだ。十回新しいことを始めれば九回は失敗する」と柳井さんは指摘しながら、一貫して「チャレンジ」の重要性を説いていらっしゃいます。失敗から多くのことを学び、次のチャレンジに活かしてほしい。”

8位『7つの習慣』

生き方を変える勇気をもらえる一冊

7つの習慣 by スティーブン・R・コヴィー

  • この本は、本質的な習慣について書かれた本です。
  • 「お客様より社員を大事に」。社員はお客様のケアをするから社員を大事にすることはお客様を大事にすることにもつながります。だから、震災時は何よりもまず社員の安否が大切。
  • ブライアン・マーティーニ(フランクリン・コヴィー・ジャパン 代表取締役社長)の推薦コメント:”一読して印象に残ったのは、第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」のミッション・ステートメントのつくり方。自分のお葬式を想像して、参列者の記憶にどのように残りたいのかを考えようというアドバイスが載っていました。自分の生き方は自分で変えることができる。そう気づいて、勇気をもらえた一冊です。”

9位『キングダム』

始皇帝に学ぶ組織学をマンガで読める一冊

キングダム by 原泰久

  • この本は、日本企業の経営に足りない点に気づける本です。
  • 社会課題の解決が会社のビジョンになる。日本企業に最も足りない「ビジョン」が本書を通して気づくことができます。
  • 出口治明立命館アジア太平洋大学(APU)学長)の推薦コメント:”自分たちの会社は何ができるのかということをグローバル企業のトップは意識している。一方で、日本企業のトップは、「来年はこれだけ儲かる」といった話ばかり。大きいビジョンがない。”
  • 入山章栄(早稲田大学ビジネススクール准教授)の推薦コメント:”経営者や起業家にとっては「出生物語」としても読めるのでしょう。1万人のメンバーを率いる将軍になるのがIPOであり、上場です。”

10位『海賊とよばれた男

士魂商才で困難に立ち向かう勇気を得られる一冊

海賊とよばれた男 by 百田尚樹

  • この本は、どんなに苦しくても、最後まで信念を貫く大切さを実感できる本です。
  • 明治から終戦、戦後の経済復興という激動期を生き抜き、日本の石油産業の礎を築いた実業家の物語です。
  • 川崎秀一(沖電気工業 取締役会長)の推薦コメント:”私は若い時に営業を担当していた金融機関のトップの「泣くな、逃げるな、ウソをつくな」という言葉が心に刺さり、以来それを自分にも周囲の者にも言い聞かせてきました。そして『海賊と呼ばれた男』に描かれた田岡の不屈の生き方や社会・国家に尽くすという信条を通じて、改めてその言葉を思い起こし、当社の信頼回復に全力を注ぐ覚悟を固めることができました。本を読むことは、知識が増えるだけでなく、思考の幅が広がり、判断力も養うことができるでしょう。”