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【まとめ】ABD読書会「管理ゼロで成果はあがる」仙台編 #管ゼロ

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3月21日(木・祝)に、「管理ゼロで成果はあがる」著者の倉貫義人氏を特別ゲストに迎え、22名の参加者と一緒に事前準備不要のアクティブ・ブック・ダイアローグ®(以下、ABD)の読書会を仙台で開催しました。

参加者の9割がABD経験なしとのことでしたが、「目からウロコが魚の皮ごと落ちました」「楽しみながら沢山の学びを得ることができました」等といった大満足の参加者の声が多数あり、大盛況でした。

今回、参加出来なかった方や今後ABD読書会を主催したい方のお役に立てればと思い、レポートのまとめをさせていただきます。

そもそも、なぜ「管理ゼロで成果はあがる」ABD読書会を主催したのか

本イベントの主催者は、「アサキャリ」のコミュニティです。アサキャリとは、朝にキャリアアップを目指す大人の部活動のコミュニティ。学生も社会人も、様々な人とつながることで、キャリアアップにつながる場を目指しています。

私は、そのコミュニティ主宰者でもあり、今回の「管理ゼロで成果はあがる」ABD読書会を企画しファシリテータを担当させていただきました。

本企画を主催した理由は、3つあります。

1つ目の理由は、私は、著者の倉貫さんがSNSで発信されていた以下の記事に興味を持ち、新しい読書会を体験したいと考えたからです。

期間延長!『管理ゼロで成果はあがる』アクティブ・ブック・ダイアローグ® 読書会を企画される皆様に本文ゲラを無償提供します | Social Change!


2つ目の理由は、アサキャリの「読書部」の取り組み方針と合致していたからです。
読書部のゴールは、考え方の視野を広げ、読書で得た知識を実生活で活かすことです。具体的な活動内容は、「カフェ等に集まって、一人ひとり読んだ気づきを紹介する」「1分でプレゼンできるようにする」「SNSやブログ等にまとめて情報発信していく」などのアウトプットを意識して、ワクワクする活動を目指していくことです。
まさにABDの読書会は、その取り組み方針と合致していました。

3つ目の理由は、著者の倉貫さんと直接会って、生のお話を伺いたいと考えていたからです。倉貫さんは、株式会社ソニックガーデンの創業者で代表取締役社長です。大手システム会社の社内ベンチャーを立ち上げ、MBOマネジメント・バイ・アウト:経営者による買収)することで独立を果たして、株式会社ソニックガーデンを設立。ソニックガーデンでは、月額定額&成果契約の顧問サービス提供する新しい受託開発のビジネスモデル「納品のない受託開発」を展開。会社経営においても、全社員リモートワーク、本社オフィスの撤廃、管理のない会社経営など様々な先進的な取り組みを実践。2018年には「働きがいのある会社ランキング」に初参加5位入賞と「第3回ホワイト企業アワード」イクボス部門受賞と大活躍されています。

www.slideshare.net



「管理ゼロで成果はあがる」ABD読書会の開催概要

「管理ゼロで成果はあがる」ABD読書会の開催概要は、下記内容です。

  • イベント名:【仙台ABD読書会】管理ゼロで成果はあがる 〜「見直す・なくす・やめる」で組織を変えよう

  • 目的:話題の書籍の著者と一緒に対話して、気づきを得る場にする

  • 場所:楽天株式会社 仙台支社

  • 日時:2019年3月21日(木・祝日)14時〜17時

  • こんな方におすすめ(参加対象者):
    「自由に働く組織を作りたい」
    「チームとして成果を上げたい」
    「短時間で今話題の本の本質を学びたい」
    「『管理ゼロで成果はあがる』に興味があって読了してみたい 」
    「ABDを体験してみたい」
    「著者の倉貫さんに会って、執筆の裏話や失敗・成功事例を聞きたい」等の方

  • 参加費用:1,000円

  • 参加人数:22名(スタッフ5名含む)

  • 参加者が事前に準備するもの:なし

  • 主催者が事前に準備するもの:
    ゲラ(1部)、「はじめに」のゲラを参加人数分印刷、B5用紙(7枚×参加人数分)、マーカーペン(プロッキー等を参加人数分)、マスキングテープ(2個。幅24mm×長さ14m)、A3用紙または模造紙を10枚(ダイアローグ用に利用)、お菓子(エネルギー補給用)、受付票、領収書、会場誘導用の用紙やボードなど

  • タイムスケジュール:以下のプログラムで進行。

    14:00 オープニング(チェックイン)
    14:10 ABDの進め方を紹介
    14:15 「はじめに」を使った練習ABD
    14:25 本番ABDの担当決め
    14:30 読んで要約する(コ・サマライズ)
    14:50 休憩
    15:00 貼り出して発表する(リレー・プレゼン)※前半、後半
    16:10 内容について対話する(ダイアローグ)※前半のみ実施
    16:50 クロージング(チェックアウト)
    17:00 終了(ビアバッシュ準備、サイン会)
    〜19:00 懇親会(ビアバッシュ):ABDの深掘りや倉貫さんのしくじり話等

     

「管理ゼロで成果はあがる」ABD読書会の開催結果

オープニング(チェックイン)

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オープニングでは、倉貫さんから「肯定ファースト」というお言葉を頂ききました。

それは、相手の話を聞くときは、まずは肯定から入りましょう。という考え方です。話を聞くときは、無表情で聞くのではなく、頷きや相槌を打つことで話し手は肯定された気持ちになり、話が乗ってきます。

ABDでは全員が発表者になるので、お互いに「肯定ファースト」の気持ちで進めていきましょうとアドバイスをいただきました。

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その次に、チェックインを以下の内容で実施しました。

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「肯定ファースト」を意識して、参加者の皆様は頷きや相槌で反応していたため、その場の空気があたたまりました。

ABDの進め方を紹介

ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ®)は、読書が苦手な人も、本が大好きな人も、短時間で読みたい本を読むことができる全く新しい読書手法です。

またグループでの読書と対話によって、一人一人の能動的な読書体験を掛け合わせることで学びはさらに深まり、新たな関係性が育まれてくる可能性も広がります。

開発者:竹ノ内 壮太郎 氏
出展:

未来型読書法 アクティブ・ブック・ダイアローグ®(ABD)公式サイト

ABDの全体の進め方の流れは、以下の内容です。

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「はじめに」を使った練習ABD

参加者の9割は、ABDが初体験とのことで、まずは以下の流れで練習を実施しました。
本書の「はじめに」の章は、8ページあります。それを全員で練習しました。

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ファシリテータは、全体のタイムキーパーをしながら、各グループの状況を確認して回ります。適宜、残り時間を伝え参加者の良いリズムを促進していきます。

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本番ABD担当決め

今回は、以下の流れで本番のABDの担当を決めました。

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書籍のどの部分を担当するのかを決める際は、参加者一人ひとりに読みたい部分を選んでもらう場合もあります。しかし今回は、時間の都合でランダムに自由度の高い人ほど書籍の後半部分を担当することにしていただきました。

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一列に並び、昇順に先頭の方から1章を担当し、最後部の方は21章を担当しました。今回は、大勢の参加者のおかげで、書籍の第3部の最後まで担当分けすることが出来ました。

章を分ける際に工夫したところは、書籍の第1部の「価値を見直す」が他の章よりもページ数が少ないため「社内業務を見直す」と同じ章にしました。同様に第3部の「規模を追求することをやめる」と「会社らしくすることをやめる」を同じ章にしました。

それにより、書籍の第3部の最後まで担当分けすることが出来ました。

読んで要約する(コ・サマライズ)

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以下のように、読んで要約する(コ・サマライズ)を行いました。
B5の用紙6枚以下に要約するのがポイント。読んでまとめるときは、ついダラダラと枚数だけ増えてしまうことがありますので、注意しながら要約していくことが重要です。

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貼り出して発表する(リレー・プレゼン)

以下の流れで要約したものを貼り出して発表します(リレー・プレゼン)。

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貼り出していく際の段取りとして、以下のようにマスキングテープを事前に参加者人数分を用意しておくことが重要です。

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読んで要約する(コ・サマライズ)が早く終わった方から、マスキングテープを使って連結作業を実施していただきます。

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以下のように、章の数字を記載した付箋を昇順に壁に貼っておきます。その下に連結した要約したものを貼り出していきます。

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一人あたり90秒でプレゼンをしていただきました。みなさま、非常にプレゼンが上手でした。

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今回のために、札幌から参加していただいた方もプレゼン。遠くからありがとうございます。

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内容について対話する(ダイアローグ)

以下の流れで内容について対話する(ダイアローグ)。

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 参加者一人ひとりが気になったB5用紙を選び、★印のマークをつけていきました。

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★印の多いB5用紙を読んで要約した方に前に出てきていただき、その後、同じ関心を持つ人同士で3〜4人のグループを作っていただきました。みなさま、大人ですので、バランスよくグループにわかれました。

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各グループで対話し、A3用紙に対話内容をメモして、全体に共有していただきました。

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ダイアローグの後に、倉貫さんから各グループへのフィードバックをしていただきました。

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以下は、倉貫さんのトークメモです。本質をついたお話で、大変参考になりました。

例えば、
残業して成果を出して、1週間後にすごいですね!とお客さんに褒められた後に、先輩からふりかえりの時に怒られるという話があります。
なぜかと言うと、時間かけて成果を出して褒められたら、良い事だと思ってしまうんですね。
時間かけて仕事をして良いんだと思ったら、アウトなんですよ!
「褒められることは成果じゃなくて、時間をかけることなんだと勘違いしてしまうので、時間をかけてはいけませんよ」というお話です。
これが、生産性のポイントになるお話です。
それが「時間帯効果の本質」です。


次に、
コミュニケーションも挨拶も大事なんですが、信頼関係ってどうやって築くのか、信頼関係は年に1回で築けるのかというお話です。
言ってみれば、結婚記念日のときだけ花束を持って帰っても、奥さんと信頼関係は築けないのと一緒です(笑)。
週に一回ちゃんと、ご飯を作ってあげるとか、毎日挨拶することも大事だし、信頼関係は一気に築けないということが本質なんです。
だから、小さなことをいっぱいやることが大切。
例えば、すごく簡単なことは、一週間分の仕事をお客さんや上司に約束したら、一週間分の約束を守ることです。それをいっぱいやることが大切。
一年分の大きな約束をして守るのと、一週間分の小さな約束をして守るのは、ほとんど差がありません。
「小さな約束をして守ることが信頼関係の本質」です。


次に、
売上目標ではなく、ミッション・ビジョンのお話。
売上目標は、別にあっても良いのです。
ソニックガーデンは、売上目標がないのは、謎解きしてもらってわかったと思います。
サブスクリプションという月額定額をしているので、売上目標がなくてもいいとしているんですけど、売上目標がある会社は必要だからあっても良いですが、ミッション・ビジョンは大事にした方が良いよというのが本質です。
ミッション・ビジョンと言ったときに、会社のカリスマ経営者が考えて、それについて行く人ではなくて、自分の人生のビジョンを大切にして欲しい。
会社と自分の人生は、どちらが長いかというと自分の人生の方が長く、会社の時間が短くなる時がやってきます。
その中で、会社のビジョンに従ってきたら、会社がもし潰れた時に、自分のビジョンもなくなってしまうことになります。
どっちが大事かというと、自分の人生のビジョンの方が大事です。
自分の人生のビジョンがあって、そのために会社を使う。会社のビジョンが必要だとしたら、会社のビジョンと自分の人生のビジョンがちゃんと合っていますか?ということが大切です。
「会社のビジョンと自分の人生のビジョンが合っていれば、すごく良いパフォーマンスが出るよ」という話なので、売上目標をなくすか、なくさないかは本当にどうでもよい話なんです。それが本質です。


次に、
会社の目的は、何ですか?会社は、何のためにあるのか?のお話です。
会社に求められている役割は、次の3つがあります。
1つ目は、経済を発展させるため、経済を拡大させることです。
2つ目は、社会貢献しましょうということです。
3つ目は、社員を幸せにすること、働いている人を幸福にすることです。
だいたいこれの優先順位をどうするかは、会社のカラーによるんですけど
ソニックガーデンは、「社員を一番大切にしましょう」を1番の優先順位にしています。
もちろん、経済も社会に貢献することも大事ですが、一番は社員を大切にすることを考えています。
そうすると、会社の人数が増えて社員が幸せになるか?ということです。
会社の社員が増えて喜ぶのは、株主です。社員が増えたことで、給料が増えるわけでは、ありません。
会社の社員が増えても給料が増えないのであれば、無理に会社を大きくすることが求められることではないということです。
ただ、会社を小さくすることがよいかというわけでも、ありません。
会社の大きさは、社会が決めることです。大きさは、自然に任せましょうということを書籍に書いています。



最後の章は、会社というよりも、コミュニティになるのではないかということを書いています。
会社や組織やチーム、本質は何なのか?
チームの本質は何なのか?を考えたときに条件は2つだと考えました。
本質というものは、色々と考えて、削ぎ落とされ、残ったものです。
場所は、チームの条件かというと、場所はバラバラでも大丈夫です。

それで、チームの本質の
1つ目は、「時間」です。
同じ時間にいないとチームになれない。例えば、「夜型です」と言って誰もいない時間に仕事をしては、難しいです。
だから、同じ時間にいるのがチームの本質。
2つ目は、「報酬」です。
社員ではない方と一緒に仕事をする、パートナーさんがいます。
フリーランスさんやライターさんと一緒に仕事をすることもあります。そこで、何が一番違うのか?を考えました。
それは、「雑談」だと考えました。
今回様々なところで出たキーワードは「雑談」です。
チームのメンバー内かメンバー外によって「雑談ができる」「雑談できない」で違いが出ます。
ライターさんと契約しているのに、ライターさんと諸中雑談をしていると、雑談時間もお金を払わないといけないのかと思うし、相手もお金をもらわないといけないのかと思い、ちょっと気持ちが悪いです。
一方、雑談だからお金を払わなくてもよいかと思っていても、相手から雑談に付き合わされたのにお金をもらえなかったとSNSで書かれるのもつらいです。
それで、気を使ってしまう関係ができてしまいます。
だから、気軽に雑談ができることは大切なことで、そのためには、お財布を一緒にしておくことが大切。
それがチームの本質かと思っています。
場所は、どこで働いてもよいけど、だいたいみんながいる同じ時間で働きましょうとしています。


本質をみていくと、社員とは何なのかという話になります。

フリーランスの人が雑談しても良いので、社員と同じように月額で報酬を支払います。社員と同じように経費を使えます。社員と同じように働き、有給が使えます。としたら、その人は、社員なのか、フリーランスなのか、見分けがつかなくなりました。
そしたら、その人は社員で良いのではないかとなったのです。そこで、「社員になるか?」と聞いたら、「いいえ、フリーランスのままが良いです」という答えが返ってきました。社員と一緒じゃない、ということで、フリーランスの方を「論理社員」と名付けました。正社員の方を「物理社員」としました。
そのため、ソニックガーデンには、「論理社員」でフリーランスのまま時間と報酬等が同じ関係で仕事をしている方がいます。

本質をおさえていれば、チームになっている。仲良く仕事をしていて、それで、問題なくできています。
すると、会社とはそもそも何なのか?
今までは、会社にいて、会社に使われるところだった。
会社は経済を生み出すための道具だし、社会を良くするための道具だと考えれば、それを上手く使いこなそう。
社員からして見ても会社というのは道具としてうまく使いましょう。
でも大切な道具なので、大事に使いましょうということです。
自分たちの大切な道具としての場所が会社ですので、大事にしましょう。
という考え方になれば、悪いことはしない。せっかく良い場所なので。
それで、良くしていこうとなります。

「マネジメントするということは、管理すること」と昔言われていましたが、そういう訳があるのは古い常識だと思います。
マネジメントとは何か?管理って、誰も本当は言っていなくて
ドラッカーさんは、「成果を上げることだ」と言っています。
「マネジメントは何なのか?」それは管理することではなく、「成果を上げること」です。
管理というのは、昔の古い手段としてはよかったですが、本質は、マネジメントは成果を上げることなので、管理なく成果をあげられたら、一番の良いマネジメントではないか。
ということで、「管理をなくすことが究極のマネジメントではないでしょうか」ということで本が締めくくられています。
これで、本日は終わりにしたいと思います。


声:倉貫義人

 

チェックアウト

最後に、参加者に以下のチェックアウトをしていただきました。

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参加者の生の声(Facebookより抜粋)

時間の都合で、チェックアウトでの参加者一人ひとりの気づきをシェアする時間は取れませんでしたので、「#管ゼロ」でSNSで感想を情報発信していただきました。

以下、公開されているFacebookの投稿より抜粋させていただきます。

さいごに

みなさまのおかげで、大盛況のABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ®)の読書会になりました。

倉貫様、大変お忙しい中、仙台にお越しいただき、たくさんの学びをありがとうございました。
ゲラの提供期間を延長してくださった、技術評論社様、ありがとうございました。
素敵な会場を提供してくださった、楽天株式会社仙台支社様、ありがとうございました。
運営スタッフのみなさま、参加者のみなさま、ありがとうございました。

今回の学びをもとに、実践していき、成果をあげていきましょう。